2013年6月14日金曜日

パターンを一から起こすことはできないので、
市販の型紙を少し修正して服を作る。

出来上がった服をじっと眺めていると、
服の上に、いろんな絵が見えてくる。
動物や、子供たちが、ポケットから顔を覗かせたり、
スカートの裾の道をスキップしたりしている。
ボタンの穴から覗き見するのは、誰?

日常のあちこちに、ファンタジーの入り口がある。
とりわけ、自分が創ったもには、強く表れる。
それを、そっと写し取ると、
皆がびっくりしたり、面白がったりする。
それを見て、私もまた嬉しくなる。


洗濯したら、襟の見返しが縮んで、どうも収まりが悪くなってしまった。
恨めしそうに、襟元を眺めていると、ひょいとオオカミくんが現れた。
赤い糸にぶら下がって、鼻唄なんぞ歌って、上機嫌。
一緒に行く気満々なのだ。
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