2014年7月3日木曜日

PHPのびのび子育て8月号

PHPのびのび子育て8月号「歳時記便り」の文と絵を担当しました。
今月号のテーマhは「お盆」。
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お盆は仏教と密接に結びついておりますが、
本来仏教には、先祖信仰は無く、
インド仏教 + 儒教 = 中国仏教 
中国仏教 + 日本の先祖信仰 = 日本の仏教
なのだそうです。
キリスト教圏のハロウィンは日本のお盆に相当します。
ただ、お盆では、ご先祖様だけでなく、
悪霊も、無縁仏施餓鬼すべからく供養しますが、
ハロウィンでは、先祖の霊も、悪霊もあくまで追い払う、撃退する
という発想が基本。
一代限りの我が身が救われるかどうかが問題なのです。
そんなわけで、日本にキリスト教が伝来した時、
農民:「キリスト教徒でなかったご先祖様はどうなるんだ。お祈りし    てないけど」
宣教師:「祈った者のみ救われる」
農民:「なら、救われなくても、ご先祖様と一緒の方がいいから、
    やんぺ!」
となって、なかなか普及しなかったそうです。
困った宣教師が、急遽ローマ法王に取り合って、
先祖様も救われる事になって、なんとか普及し始めたのだとか。
日本人のご先祖様を思う気持ちがよくわかるお話です。